寿ゞ家再生プロジェクト「1.5期」工事

寿ゞ家再生プロジェクト第一期工事は、2月27日で一応の区切りとなりました。

そして引き続き、

玄関の間の壁塗りや事務室などの床張り等、

 

第一期工事に含めることができなかった整備内容を、
次の第二期工事までの、いわば1.5期工事として実施中です。
その一環として、27日には、
地階出入り口の踏み石と 
新しくできた中庭に沓脱石を設置しました。
 
出入り口の外側の踏み石は、
ここの地盤を整えようとして土をならしていた際に出て来た岩。
おそらくは前の建物の基礎か踏み石として使われていたもの。
それを吊り上げて出入り口の高さに合わせて設置しなおしました。
内側の踏み石は、もともと外側の踏み石とした岩の置いてあった石。
四角に整えられてたところに、一つの角だけが三角に欠かされているのが特徴。
その角を見せられるように既設の土間を割って設置。
ここにも下に岩があったので、頭を削って高さをそろえてもらいました。
そして、新たな中庭に面する沓脱石は、
もともと、庭部分に建っていた構造物の屋上に造られた庭にあった岩。
つまり、かつてはこれほどの岩を屋上に置いて庭を作っていたということを示したくて、
砕いて捨てずに、構造物を壊す際に下(現在の中庭)へ落として残して置いたもの。
それを沓脱として使えるように、現在の基礎の高さに合わせて割ってもらいました。
割っていく過程は、流石プロの仕事。
石の節理を読みながら割りたいところを割り、変なところが割れないように、
割れないところは削って、整えてくれました。
今後この石の踏み高さに合わせて庭の地面の高さを設定します。
それぞれの石を置く位置は、石屋さんと相談しながら決めましたが、
動かす作業をしているうちに、すッと落ち着く位置にはまりました。
プロの技なのか、寿ゞ家の力なのか、不思議な感じもしました。

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2025年

10月

05日

活動報告(10月4日)

10月4日(土)の寿ゞ家再生プロジェクト活動報告です。

今回は、作業というよりは寿ゞ家の御案内が主になりました。

 

午前中は、足助観光ボランティアガイドの皆さんに、

寿ゞ家の概要についてお話しし、本館、新館の内部を案内しました。

足助の典型的な町家とは異なる空間に、皆さん興味を深めていらした様子。

普段は内部の見学ができませんが、

外観を見せながらだけでも

昔の料亭だったことや内部に面白い空間があることなど、

今回聞いたを案内できるかもと、おっしゃっていただけたのはうれしく思います。

 

午後からは、参州足助寿ゞ家界隈芸術祭の「キックオフミーティング」が行われました。

芸術祭への参加アーティストなど20名ほどの方々が寿ゞ家に集まりました。

まず総合ディレクターのかとうさとる氏から、芸術祭の趣旨説明などが説明されました。

今回初めて詳しい話を聞いた方も多いと改めて知り驚くとともに、

会場としてまた寿ゞ家の名前を使うのであれば、

芸術祭全体が地域のイベントとして機能するように、

研究所としてより厳しく調整をしなければと感じました。

 

続いて展示会場見学では、各作家さんが個々に場所を確認するのではなく、

寿ゞ家から地蔵小路、本町区民館、旧田口家住宅など、

会場全体を皆さんで一緒に確認していただきました。

丁寧な調整が必要な事項も明らかになりました。

 

最後に寿ゞ家に戻り、出展作家さんたちの作品作りの参考にと、

寿ゞ家再生プロジェクトの概要を紹介させていただきました。

現在の姿に至る経緯や、

過去の華やかだったころの姿など、興味深く聞いていただきました。

 

ポスターやチラシができて、出展作家さんたちが集まって、

開催まで残り2か月でいよいよ本格始動といった感じです。

研究所としても、総合ディレクターの思いや参加される方々の熱意などが形になるように、

この芸術祭を支援したいと思います。

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10月

05日

活動報告(10月4日)

10月4日(土)の寿ゞ家再生プロジェクト活動報告です。

今回は、作業というよりは寿ゞ家の御案内が主になりました。

 

午前中は、足助観光ボランティアガイドの皆さんに、

寿ゞ家の概要についてお話しし、本館、新館の内部を案内しました。

足助の典型的な町家とは異なる空間に、皆さん興味を深めていらした様子。

普段は内部の見学ができませんが、

外観を見せながらだけでも

昔の料亭だったことや内部に面白い空間があることなど、

今回聞いたを案内できるかもと、おっしゃっていただけたのはうれしく思います。

 

午後からは、参州足助寿ゞ家界隈芸術祭の「キックオフミーティング」が行われました。

芸術祭への参加アーティストなど20名ほどの方々が寿ゞ家に集まりました。

まず総合ディレクターのかとうさとる氏から、芸術祭の趣旨説明などが説明されました。

今回初めて詳しい話を聞いた方も多いと改めて知り驚くとともに、

会場としてまた寿ゞ家の名前を使うのであれば、

芸術祭全体が地域のイベントとして機能するように、

研究所としてより厳しく調整をしなければと感じました。

 

続いて展示会場見学では、各作家さんが個々に場所を確認するのではなく、

寿ゞ家から地蔵小路、本町区民館、旧田口家住宅など、

会場全体を皆さんで一緒に確認していただきました。

丁寧な調整が必要な事項も明らかになりました。

 

最後に寿ゞ家に戻り、出展作家さんたちの作品作りの参考にと、

寿ゞ家再生プロジェクトの概要を紹介させていただきました。

現在の姿に至る経緯や、

過去の華やかだったころの姿など、興味深く聞いていただきました。

 

ポスターやチラシができて、出展作家さんたちが集まって、

開催まで残り2か月でいよいよ本格始動といった感じです。

研究所としても、総合ディレクターの思いや参加される方々の熱意などが形になるように、

この芸術祭を支援したいと思います。

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