重要伝統的建造物群保存地区に選定された足助の町並み。
その中に位置する寿ゞ家は、かつて足助の高級料亭として名を馳せていました。
大正から昭和にかけて建てられた本館・新館の建物は、
地蔵小路や中通り(からくり通り)の景観を形作る重要な要素でした。
しかし、平成の初め頃からは空き家となり、
使われなくなった建物は傷み、外構は荒れ、
華やかだった面影を想像できないような状態となっていました。
この寿ゞ家を再生し、地域の文化を活用した新たなまちづくりの場として活用する。
それが、寿ゞ家再生プロジェクトです。
寿ゞ家は、伝統的な構法の典型的な建物とは異なりますが、
さまざまな要素が入り混じった足助らしいといえば足助らしい、
独特の雰囲気ある建物です。
現在はまちづくり活動のために建物の所有者からお預かりし、
地域人文化学研究所が活動拠点としています。
プロジェクトの作業やそのほかの企画を通じて、
この場所から何か面白いコトを仕出かしていきたいと考えています。
そして、その面白さを、
町並みの中に潜在する数多くの空き家の活用へ展開を図ります。
足助 町並み 町家 空き家 再生 活用 重伝建
寿ゞ家再生プロジェクトは、再生作業やこの場所を活用する企画などに参加していただける人を歓迎します。
地域人文化学研究所の会員でなくとも、寿ゞ家の再生や活用、足助のまちづくりに関心のある方は、このHPの「お問合せ」からのご連絡や、再生プロジェクト作業の現場でのお声掛けなど、お気軽にお問合せください。
また、寿ゞ家と別館(地蔵堂庫裏)の部屋等について、利用貸し出しも行っています。詳しくは下記「寿ゞ家の利用について」をご覧ください。
【一般利用の再開について】
令和2年12月末まで本館の改修工事のため、寿ゞ家の一般利用を中止していました。改修工事後早々の利用再開を予定していましたが、出入り口や内部の変更も行ったため、管理方法等も変更を検討しています。そのため、しばらくの間試行期間を設け、一般利用の開始を令和3年4月からの予定とします。
悪しからずご了解ください。
ただし、令和3年2月14日(日)・28日(日)の午前10時から午後3時までは、WE LOVEとよたフェスタの足助会場として公開しますので、ぜひお立ち寄りください。
令和3年3月末まで一般利用は中止とします。
(以下参考までに以前の注意事項です。)
寿ゞ家の建物は、ご希望によりご利用が可能です。
詳しくは、当研究所までメールでお問い合わせください。
・現状では水道・お手洗いの設備がありませんが、お手洗いについては最寄りの本町区民館を利用させていただいています。→令和元年の改修工事でお手洗いを設けました。
・寿ゞ家の建物は部屋数が多いため、それぞれの区分でも利用可能としています。目的に応じてご利用ください。
・建物の再生はまだ途中の段階ですので、一般の貸し館のように快適とは言えませんし、危険な部分もあるかもしれません。あらかじめご承知おきください。
・建物再生作業や当研究所の関連行事の際、また当研究所の会員が使用する場合には、そちらを優先します。
・利用にあたり、建物再生等の活動に対する協力金として利用料をいただきます。各区分の利用料については、下記の一覧表をご参照ください。→本館の改修により利用区分等が変更になっています。詳しくはお問い合わせください。
・上記に関わらず、暴力団及び暴力団関係者、反社会的団体等の利用は固くお断りします。また、公序良俗に反する行為、周囲に迷惑をかける行為等と予想される利用もお断りします。
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